「HSBCのスイス子会社プライベートバンクが中東の大富豪と関係性を切る」という驚くニュースが入っています。
一体何が起きているのか不確かな報道について、その背景や関係性解消の理由を解説していますので参考にされてください。
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Contents
HSBCスイス子会社プライベートバンクが中東の大富豪と関係性を切った背景と理由
ニュースの中核

出典:東洋経済online
何が起きているのか
- 主体:HSBCホールディングス傘下のスイスプライベートバンク
- 問われた業務: 審査不十分の中東超富裕層顧客1000人との取引
- 対象顧客:1億ドル(約147億円)以上の資産を保有する顧客。特にPEP政府主要人やその家族
- 対応:取引できなくなることを伝える「クロージングレター」の送付。
政府主要人の家族の口座は資金洗浄に使われた口座の可能性が高く、HSBCはそれを看過・軽視していたということで、規制当局から指摘を受けたのです。
昨今になり、HSBC側は「審査不十分だった顧客」がリスク要因になりえるとして取引を縮小・解消を強力に推進しているようです。
報道の背景と意味
①規制当局の圧力と資金洗浄リスクへの懸念
PEP(Polistically Exposed Person)とは、政府の要職にある人物やその家族・親族などを言います。彼らの口座は汚職や資金洗浄に関与するリスクが一般の人よりも高いとされ、金融機関は特に厳格な審査と継続的な監視が義務付けられています。
② HSBCの経営戦略の転換
HSBCは昨今事業再編を進めており、その一環でスイスのプライベートバンク事業の戦略にも変化が起きていたようです。
「PEP顧客の審査を看過」して資金洗浄のリスクが高まるのは、HSBCの銀行ライセンスに傷がつき信用が失墜・巨額の罰金を負う可能性も意味します。※リスクに見合う利益がなかったという意味
複雑でリスクの高い顧客を減らすことで組織をシンプルに、リスク管理を効率化し、本当に強みのある分野に経営資源を集中させる目的があるようです。
2008年の金融危機後、特にマネーロンダリングやテロ資金供与対策に関する国際的な規制は劇的に強化されています。銀行が少しでもリスクがあると判断すれば取引を敬遠する傾向が高まったに過ぎません。
普通富裕層の人に中東PEPの報道は直接関係はない
金利の高さや資産分散の目的で端的に海外資産を持ちたいとお考えの方にとって、上述しました中東のPEPにまつわる報道はあまり関係がありません。
特に中東は政治・戦争での紛争が起こりやすい場所ですので、政府主要人やその家族も生き残るためにやっていた資産保全行動だったかもしれませんが。
アメリカ大統領の関税発令でアメリカドルの地位が凋落し、世界の通貨に分散の傾向が高まりました。
以下はその中でも注目される、ASEANフィリピンのプライベートバンクのご案内です。よかったらご覧になってみてくださいね。
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HSBCスイス子会社とは
HSBCは現在ロンドンのカナリー・ワーフにライセンスがあり、元々は香港に拠点を置く香港上海銀行が母体となって設立した金融機関です。
今回報道されている「HSBCホールディングスの傘下にあるスイスのプライベートバンク」とは、スイス業務子会社の位置づけとなっている企業(HSBC Private Bank SuisseSAと、HSBC Guyerzeller Bank AG)についての報道のようです。
この銀行は、スイスジュネーブに本拠を置くHSBCグループの重要なプライベートバンキング部門です。
HSBCは「世界の地方銀行」と呼ばれるほど広大なネットワークを持ち、その中でスイスのプライベートバンクは欧洲、中東、アフリカ(EMEA)地域の超富裕層顧客、特に中東やロシアなどの顧客を担当する重要なハブとして機能してきました。