オフショア銀行(海外銀行)の選び方:資産を日本円から物理的に隔離する3つの聖域

本記事では、フィリピン、スイス、ケイマンといった各拠点の実務を知る立場から、失敗しないオフショア銀行の選び方をお伝えしています。

※弊社は海外金融機関の口座開設サポートをする実務に基づいたの視点から、一次情報を提供、投資の銘柄などを個別に案内する立場ではありません。

オフショア銀行の選び方

一般的にオフショア銀行の選び方として挙げられるのは以下8つの項目を備えたサービスと口座開設サポートがあるか否かです。

  • 日本で口座開設手続きができる・渡航不要
  • 名義や住所の変更・解約手続きなどあらゆる手続きが国内で完結する
  • 国内で入出金が可能なシステムになっている
  • 身分証明証や本人確認がパスポートや国内運転免許証で済む
  • 言語サポートがある
  • サポート料金が明確
  • その国のまともな規制下にある
  • 国の中央銀行から認められ知名度がある
    ※最後の2つは公的機関に近しい銀行が不透明な手続きをする可能性は低いから

それではこれより、弊社がオフショア銀行取次企業として経験した見地から手厳しい海外銀行実務・一次情報をお伝えします。

オフショア銀行の選び方の絶対条件:生活の一部として必要不可欠かどうか

日本のハイパーインフレに備えたい・高金利な海外金融機関で運用したい、 そう考えてオフショア銀行をさがせば決まって「非居住者でも簡単に作れる」といった甘く見過ぎた言葉が並んでいます。

簡単にオフショア銀行の口座開設ができたとしても口座の維持管理・何事もなく出金・日本円に戻すのは生易しいものではなく、確実に日本以外の国の法律や商習慣ルールやお国柄などが壁になります。

インフレ円安がもはや常態化し昔のようなデフレに戻ることはなくなった今、以下のような地に足付いた実質的資産防衛を目的に行わなければ、オフショア口座を維持することが苦痛になってくるでしょう。

  • 日本円の価値下落(インフレ収奪)から資産を防衛する
  • 海外不動産の家賃をドルのまま使う
  • 国家による一方的な収奪に備え、資産の所在地を分散する

オフショア銀行で口座を開設したとしても、維持管理の方が煩雑で苦痛を強いられることが増えます。その時に上のような資産防衛の目的があり、ご自身の生活の一部として必要不可欠と考えることができるか否かが重要になっています。

税金や法という視点でオフショア銀行を選ぶ

税金を払いたくないからオフショア銀行の口座が欲しいと思っていれば、遅かれ早かれその目的は破綻します。日本で納税した後も別の国の法制度の下で資産防衛するに過ぎません。

そしてもし口座開設の申請代行者が「オフショアだから安心ですよ。日本政府には分かりません。」などと言ったとしても、そんな甘すぎる言葉を信じるなら初心者と断じるしかありません。

中途半端に仮想通貨口座で運用した資金の受け皿としてオフショア銀行を活用すれば、高確率で凍結されたり口座の閉鎖まで追い込まれます。2026年現在は仮想通貨資金の受け皿としてオフショア銀行を活用することを拒絶する銀行は多く、マネーロンダリングの温床として銀行がコンプラ違反と疑われかねないからです。

「仮想通貨で税金を逃れ資産を隠そう。」などといった考えは今すぐ捨てた方がいいです。2026年現在主要な仮想通貨取引所は各国の税務当局と完全連携しており、裏技と思っていた方法は簡単に打ち砕かれます。

CRSの制度については2026年現在は108か国が加盟しており、加盟自体が現代金融システムを備えた証としても認識されています。逆にCRS非加盟国についてはまだまだ金融システムの未整備を意味することもあります。

CRS非加盟国のオフショア銀行を選び方として、その国の法体系や金融の商習慣が透明性が確保され堅牢な保全を両立した拠点であり、出金でトラブルにならないと言う点を重視すべきでしょう。

2026年現在、本当に恐れるべきは税務調査ではありません。いざ出金できなくなる時の方がよほど恐ろい思いをします。口座開設は親切に手伝ってくれたけれど、出金となると手のひらを返したように顧客の連絡を無視したり「私には関係ない」と無関心を決め込むお国柄は多々あります。

「今自分がいかに得をするか?」という視点が至上の行動規範となり、その瞬間に得をしない作業や業務には恐ろしいほど無関心でいられるお国柄は事実存在しているのです。「それは私の資産で、法的に私が自由にできる権利がある。」などと言っても通用しません。これを甘く見ればオフショア銀行の口座を保有する事自体確実に苦痛になるはずです。

言葉の壁:言語サポートがあったとしても所詮オフショアに過ぎない

冒頭でオフショア銀行の選び方の一般的な必須項目として言語サポートがあることをお伝えしました。あったほうがいいのは確かです。

オフショア銀行の口座を維持する上で、コミュニケーションややり取りはEmailなどのオンラインになるのが必然的になるのですが、どこまで行っても所詮オフショアという対岸の国のサポートですので、想像を絶するほど回答が遅かったり、emailが放置されているかもしれないといったことは日常茶飯事です。

国際電話で確認するといったことも完全に自由ではなく日本国内のようには行きません。英語で会話は何とかなるだろうと思いきや、英語での会話がどこまで伝わっているか確信を持てないことは多々あります。

CRS非加盟=オフショアという誤解

オフショア銀行の選び方の視点として、オフショア銀行とCRS非加盟国は分けて考えるべき。

オフショア銀行をご存知の方でしたらCRS非加盟という言葉の意味もご存知かと思います。CRSとは世界中の税務当局が「外国人の口座情報」を自動交換する枠組みを言い、つまるところ日本人がCRS非加盟国で口座開設をすれば日本政府に口座情報が自動開示されない枠組みとなっています。

オフショア銀行は、端的に自国以外の外国を意味し、CRS非加盟国の金融機関を指すわけではありません。両者は別の概念です。

CRS非加盟国に銀行口座を開設すれば確かに自動的な情報交換は行われません。しかしCRS非加盟国の銀行で資産を保有したとしても、利子が年間20万円超になれば日本での申告も要します。

このCRS非加盟国の秘匿性を活用しながら正々堂々と日本から物理的に隔離、日本以外で金融インフラを構築するという硬派な目的も必須です。

最弱の通貨となり下がった日本円を日本の金融機関に置いておけばインフレによって資産が没収されることと同じになっており、日本の管理下以外に資産を置いて労力やコストを払ってでも日本の影響を直接受けない資産防衛を目指している方が増えています。

弊社でサポートが可能な海外金融機関

日本から理的に資産を隔離する際、弊社が海外の金融機関の口座開設で厳選された3つの拠点です。これらは端的に利回りだけで選ぼうとすると挫折しやすく、あなたご自身の資産防衛の目的に合わせて選ぶべきです。

「海外の銀行口座を作りたい」そう相談に来る方に、弊社は銀行にとどまらず海外の金融機関をご案内します。日本人が想像する「通帳とATMがある銀行」はもはや資産防衛力として力不足の点が否めないからです。

現実的に海外銀行預金利回りが日本のインフレ率を下回るケースがほとんどで、一方で上回るオフショア銀行を選ぼうとすれば、地政学的に考えて不安になる国がほとんどです。

特定の国の金融システムに依存せずに資産を物理的に隔離、守り抜くことに特化した仕組みを備えた海外の金融機関のサポートとして以下3つご用意しております。

CRS非加盟地ケイマン諸島 Knight Head

ナイトヘッドライフ社・CRS非加盟のケイマン諸島に光るウオール街スターの千里眼

Knght Head Annyity & Life Assurance Company(以下ナイトヘッドライフ社)は退職金準備のための金融商品を提供する企業として有名なグローバルカンパニー ...

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ケイマン諸島を拠点とするナイトヘッドは、経営人がウオール街出身という出自からその経営手腕・透明性・効率性を兼ね備え世界中の機関投資家に信頼されています。

彼らはイギリス領地でありアメリカの法規制を受けるという特殊な環境下を最大限活用、CRSやFATCAの枠組みから米国ウルトラ富豪の資産を物理的にアメリカから引き離すプラットフォームを構築しています。

グローバルな市場に直結した透明性が確保された環境で資産が運用でき、かつ「知的な資産形成」が可能です。

CRS非加盟国 フィリピンで65年の老舗証券会社ABキャピタル

ドルに限らず世界中の通貨での運用管理ができ、守るだけでなく外貨を増やし外貨での生活を可能にする稀少なプライベートウエルス。ジャパニーズフレンドリーな企業で、プライベートウエルスらしく日本の銀行に送金てくれるなど細部にわたり日本人が満足できる導線が確立されています。

最低預入金額が低めに設定されていることから、プライベートバンクの事始めに人気が高い金融機関です。

CRS加盟国ながら独自路線を行くスイスのホライズンキャピタル社

ホライゾンキャピタル社の実像 富裕層がスイスに戻る理由「永久中立国」の知られざる戦略

世界の経済とお金の秩序が目まぐるしく変わっている中、資産家の資金がスイスへと集まっています。 かつてスイスはプライバシーに重きを置いていた時代から、現在は鉄壁の安定性と透明性の時代へ移行しつつあります ...

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永久中立国を堅牢に守り続けるスイスは、第二トランプ政権後に激震が走り世界中の資産家の逃避先として選ばれています。

日本でハイパーインフレが起ころうと、スイスの金融機関は世界のいかなる政治的圧力からも独立しています。スイスはCRS加盟国でありながらこのような独自路線を行くとして世界中の富豪から一目置かれている存在です。

ホライズンキャピタル社は金融貿易を得意としており、景気に左右されない需要高き非消耗鉱物のプロフェッショナルとして、ナイトヘッド同様ウルトラ富裕層に信頼される企業です。増やすだけでなく、ご家族に残したい方にとっては力になるでしょう。

なお、弊社は上の3つの金融機関の口座開設サポートを承りますが、個々の取り扱い銘柄について具体的な推奨発言は致しません。銘柄の御相談などは海外担当者に一任しております。ご希望の方は以下弊社の事前審査制フォームへご記入下さい。

3つの金融機関のお問い合わせは下のフォーム以外お受け出来兼ねます。

海外担当者や弊社との御面談をご希望の方

【当方は、相互の信頼関係を構築できる方を最優先しております。専門家の知見に対する軽視、あるいは一方的な搾取が確認された場合は、一切の通告なく接続を遮断いたします。】

さいごに

なおハードウェアウォレットでは、デバイスの紛失・秘密鍵の管理エラーなどでが引き出せなくなるリスクが極めて高くなります。

あのビットコインも現在ボラティリティが高すぎてとても資産運用には向きません。せいぜい米ドルに価値が連動したステーブルコインで暗号資産とドルの安定性を両立するくらいが現実的です。

オフショア金融機関で米ドルをステーブルコインの形で確保し、必要に応じてスイスやフィリピンなどの口座にいつでも移せるように流動性を確保していれば資産運用の質が向上するでしょう。

  • この記事を書いた人

LCFPO

公認会計士事務所での決算業務実務経験を経て、FPとして受けた相談件数は18000名以上。契約の継続率・販売力・商品の品質に関するインターナショナルクオリティアワードを受賞。ほか受賞歴や業界内の取材受注多。現職は資産形成・海外不動産投資案件のご相談を承るオフィスの代表FP、事業家。くわしくは「about」よりどうぞ。