
退職金2000万円が育つ運用ランキング5選
それでは退職金2000万円が育つ運用ランキング5選です。前提条件として以下5つの視点で厳選しました。
退職金2000万円の運用で必須の前提条件
- インフレ耐性:インフレ率3%を超える利回りを確保・資産価値目減り回避
- カントリーリスクの分散 / 法的保全性の確保
- 流動性確保
- 通貨の「分散」かつ「避難」
- 過度な冒険や投機を回避
1位 海外証券口座の「待機資金」
特定の銘柄ではなく「退職金の置き場所」としてまずは海外証券口座を選びます。
まずは日本国内から資産を出し、2位以下でお示ししているように米ドル・スイスフラン・金へいつでも振り分けられる「状態」を構築する方が重要です。
-
-
日本からの物理的隔離・ABキャピタルプライベートウエルス
ご相談は以下より承ります。 資産家にとってのプライベートバンキングの重要性 プライベートバンクの主な特徴は以下の通りです。 百貨店の外商が富裕層のお好みに合わせていろいろ商品やサービスを提案するよう ...
続きを見る
2位 米ドル建て海外証券MMF「最強の待機場所」:30%
退職金運用ランキング2位は米ドル建ての海外証券MMFです。米ドルの凋落ぶりが目立ってきていますが、米ドルほど流動性の高い通貨はありません。
2000万円の退職金のうち30%の666万円ほどを、利回り4.5%超のMMFに振り分け、他資産へいつでも動ける機動力を維持します。
海外証券のMMFを「最強の退職金待機場所」として選んでいるのは3つの理由があります。2000万円という退職金の重みを考えた時、これほど合理的な置き場所は他にありません。
逃げ足の速さと金利の両立(流動性リスク排除)
退職金運用で最も怖いのは、資金が固定されることです。海外MMFは、4.5%〜5%近い「ドルの実力値」の金利を享受しながら、数日で解約して現金化できます。「今はドルにしているが、次はスイスだ、あるいは金だ」と判断した瞬間に、即座に動けるフレキシビリティこそが、退職後の25年を守る最大の武器になります。
日本円という一点集中投資からの脱却
多くの日本人は「日本円を銀行に置いておくことが安全」と思い込んでいますが、実務家から見れば2026年現在日本円インフレと円安でその価値が削られ続けている現実からするとあまりに危険です。 海外証券口座で米ドルMMFに変えた瞬間、「円安を味方につける資産」にできます。
日本からの物理的隔離による保全
NISAなど国内口座にある資産は、万一の際(例えば資産を保有しているだけで課税される資産税)の前では無防備です。海外証券口座という日本の管理下にない海外に資産を置くことで、日本のカントリーリスクから回避できます。資産の置き場所を分散し、一国だけの政治判断に全資産を委ねないための防衛です。
3位 スイスフラン & 金「究極の避難シェルター」:30%
退職金運用ランキング3位はスイスフランと金の組み合わせです。スイスフランは第二トランプ政権以降、安全資産としての呼び名がさらに格上げされました。
🎧PODCAST🎧スイスフランが人気の背景は質と普遍性への信頼
この根拠はアメリカにもアメリカ以外にも追随しない永久中立国である立場が通貨の安全性に信頼感が高まり、かつ「発行通貨の40%を金準備で裏付け」2000年まで決められていたからです。
2026年現在、金価格が高騰し続けている理由は通貨への不信にあり、かつ世界中の中央銀行がドル資産を減らすために金を集めているためです。米ドルや日本円が政治的な思惑で大量に刷られ価値が目減りする中、スイスフランと金はどちらも「思惑では増やせない(価値が目減りしにくい)」という共通点があります。
この先30年、どの国の通貨が主流になっているかは分かりません。無国籍通貨である金と、特定の国の政治経済の直接の影響を受けない永世中立国のスイスフランを退職金2000万円の3割にするのは、どの国が勝っても負けても退職金2000万円だけは守られるという無国籍なシェルターとなるでしょう。
実務的な観点から金保有には以下のような注意が必要です。
将来の現金化を見据える方は、課税の仕組みも知っておきましょう。売却時に「譲渡所得」として扱われ、年金などの所得と合算され総合課税の対象となり、累進課税が適用され、翌年の住民税や国民健康保険料まで影響する点は知っておきましょう。
高騰し過ぎている金について「買い時を逃した」と感じる方は、 50万円の特別控除枠を使い切る場合や、より機動的に管理したい場合は、グローバルな証券プラットフォームを通じて分離課税が適用される銘柄を選択するのも一つの賢明な出口戦略です。分離課税は、他の所得がいくらあろうと関係ありません。
4位 外国国債 「確定利回りの土台」:20%
退職金運用ランキング4位は外国債です。2000万円をこれから運用する場合、インフレ局面における債券の脆さと利回り4%超という絶対防衛ラインのバランスを確保しておきましょう。
インフレに債券は強くありませんが、退職金2000万円の2割で保有しておきたい理由は、この先25年間で必ず起こるであろう大暴落から身を守るために確保しておくとさらに堅牢なポートフォリオになるからです。
株がパニックで売られて暴落するときに、利回り4%超の優良国債(5年物程度)は退職金2000万円の防衛線として力を発揮します。資産全体のボラティリティを抑え精神的な平穏を保つためにもよいでしょう。
一方で債権の危うさについても触れなければいけません。一般的なウエブサイトは「債権は安定している」としか言いませんが、このインフレ局面で資産の20%(400万円)までにとどめないとインフレの耐性が危ういです。インフレが加速すると、固定されている利息の価値自体も目減りします。平均寿命までの長い時間で考えると退職金の20%を債券にするのがボーダーです。
そして外国債は利回りという武器がインフレ(3%前後)と税金(約20%)に勝てることを必須条件としてみてください。4%を切るようではインフレに勝てません。
ちなみに日本の国債や低利回りの外国債では、実質利回りがマイナスになります。40年の長期国債が4%になっていると報道されていますが、40年の間数百万円を固定されるリスクはインフレ耐性が著しく低いのでお勧めできません。
5位 海外インデックス投信「インフレへの追随」:20%
退職金運用ランキング5位はインディックス投信です。現預金や国債などはインフレ耐性がありませんので、物価が上がれば価値の目減りが起こりますが、インディックス投信には常に企業活動があります。
株価はインフレにスライドして上昇するため、退職金2000万円の資産価値を下げずに維持または増やし続けるのは資本の成長に乗ると言う点で合理的です。
世界経済全体に投資するインデックスは、結果的にどの国のどの企業が発展したとしてもその時の勝者からの配分を受け取れる仕組みです。これを退職金の20%(400万円)持つことで、特定の通貨や国の凋落リスクを消すことができます。
注意点はNISAの枠組み内で行うのではなく、海外証券口座で行うと言う点です。多くの人はNISAでインデックス投資をして安心していますが、それは現在着々と進められている増税議論のターゲットとしてガラス張りの箱に入れているようなものです。
「プライバシーの確保」という実務家の視点からも、海外口座でのインディックス投資をおすすめします。世界が成長する恩恵を、わざわざリスクのある日本経由で受け取る必要はありません。
【特別枠】CRS非加盟国で退職金の運用
無料情報や国内金融機関の窓口では不可能な領域が存在します。
特にケイマン等のオフショア法域における法的保全やプライバシーを極限まで高めた保全戦略は、一般に公開されることはありません。
25年後の資産寿命を守り抜く本物のスキームについては、個別の信頼関係に基づいたコンサルティングの場でのみ共有しています。なお、個別の銘柄案内については弊社の海外担当者がお話をお伺いいたします。ご希望の方は以下審査フォームで必要事項をお送りください。
【圏外】日本円(普通預金)

納税や直近の生活費以外で円を現預金・円の現預金定期で保有するのは、現実的にインフレと同時に自ら資産を炉にくべるのと同じです。
インフレの恐ろしさ・なぜインフレで資産価値が目減りするのかまだお分かりでない方は、以下を御聞きになってみてください。
🎧PODCAST🎧 インフレが悪用されていることを看過してはならない
退職金の寿命を「10年」縮めかねない3つの要因
さてここからゾッとする話をしなければなりません。
日本人はいまだに日本の金融機関の現預金が大好きな人が多く、銀行が推奨する「日本国内での分散投資」を甘んじて鵜呑みにすると、以下の3段階で資産が削り取られます。
step.1 インフレによる「購買力」の目減り
多くの金融のプロが提示する退職金ライフプランシミュレーションは「物価が一定」という前提が多いです。物価上昇率3%が続けば、20年後には現預金の価値は実質半分になります 。これが退職金の寿命を削る第1の要因です。
step.2 税金と社会保険料の合算
年金やたとえば金の売却益を合算した所得に対して累進課税がかかり、さらに翌年の国民健康保険料が跳ね上がることで、手残りのキャッシュが激減します 。多くの金融のプロはこの「社会保険料への影響」を教えずに退職後のライフプランが銀行の定期預金でカバーできることを語りたがります。
step.3 「手数料」という名の寄生
国内の窓口で勧められる退職金プランなどのサービスは高い信託報酬が設定されています。複利で25年運用する場合、年数%の手数料差は、最終的な資産残高に数百万円の差を生みますので注意です。
なぜ退職金の寿命は想像以上に早く尽きてしまうのでしょうか?多くの金融のプロが笑顔で作成してくれる2000万円退職金シミュレーションは、以下のような単純計算によるものだからです。
- 多くの金融プロの退職金マネープラン: 「利回り4% - 支出 = 残高」
- 実務家の現実: 「(利回り4% - インフレ3%)- (税金+社会保険料) - 国内手数料 = 実質手残り」
このような目に見えない剥取を看過すると、本来85歳まで持つはずだった資産は60代後半で底をつきます。80歳まではキャッシュフローをマイナスにしては厳しいです。この10年ほどの空白を埋める唯一の手段が、本ランキングで紹介していた海外プラットフォームによる物理的隔離でした。
退職金2000万円が育つ運用ランキング5選
- 海外証券口座の「待機資金」
- 米ドル建て海外証券MMF「最強の待機場所」:30%
- スイスフラン & 金「究極の避難シェルター」:30%
- 外国国債 「確定利回りの土台」:20%
- 海外インデックス投信「インフレへの追随」:20%
【圏外】日本円(普通預金)
退職金運用2000万円の最低限マスト
退職金を失わない・資産防衛の視点が必須
早期退職で退職金を運用する時に資産を失わない資産防衛の視点がマストです。
具体的にお伝えしますと、以下の3つのポイントが資産を減らさない必須事項となっています。
退職金を失わない資産防衛の視点
- 現預金率を減らす
- 円通貨資産の割合を減らす意識を
- 日本の今後の税制度の流れについて把握しておく
円通貨の現預金で資産を保有していると、上述しましたようにインフレ率の上昇や円安の進行により資産価値の目減りが起こりやすいためです。
また、日本ではNISAを足掛かりにした金融所得課税が強化されて行きますので、無知識のままの退職金運用はリスクを伴います。今後金融所得課税がどのような動きになりそうか専門家から情報を得ながら相談し、トータルな視点で退職後のマネープランを立ててみてください。
退職金全てを一局集中させない・資産分散の視点
資産運用は資産分散を踏まえたポートフェリオを、などとよく言われます。
どれくらいの割合で金融銘柄を保有するか? 株や投信を〇割・長期米国債を〇割などといった資産の配分がポートフェリオの主な意味合いです。
資産が増えやす人のポートフォリオは株式・投資信託・債券・不動産と言ったような収益性資産で占められているのは確かです。
数千万単位の退職金を受給することになると一局集中させて「一つの銘柄にすべての退職金を全振り」を検討される方もいらっしゃいます。しかしながらそれがもし個別銘柄のような銘柄だったらどうでしょうか? この場合一企業の業績や自然災害や金融危機など不測の事態が起これば当然暴落しかねません。
個別銘柄を保有するならば退職金のうちの1割以下にし、上述しましたように外国債や海外証券でのインディックスファンドなどで資産を分散する視点を持つのがおすすめです。
-
-
2026年の資産防衛・通貨分散の理想的な割合とは?
2026年1月14日更新 2025年末大手ネット銀行の預金残高が過去最高を更新したというニュースが世間を賑わせました。預金口座へ資金が吸い寄せられる光景は『日本人の貯金信仰は健在だった』と痛感させられ ...
続きを見る
長期運用の複利で資産形成:短期的な視点を捨てる

「資産運用の大きな味方・複利運用」は元本に利息を組み入れて運用していく手法を言うのですが、時間をかけて資産が増えていく性質をしています。
年利5%の金融商品だと資産が2倍になるのは14年後です。これが複利運用のパワーです。アインシュタインは複利は世紀の大発明と言っています。
逆に言えば短期的に資産運用で思うように収益化することは難しいという意味です。