フィリピン非居住者が日本で口座開設できる銀行・難易度低くほぼオンライン手続き完結

フィリピンで日本在中の非居住者が銀行口座を開設するには「国際運転免許証と30日以上の滞在証明書が必要」などと言われますが、ここでは「そのいずれも不要、オンラインで申し込みできるフィリピンの銀行口座」について解説しています。

もうフィリピンで非居住者が銀行口座を開設するにはハードルが高いなどと言わなくて済みますので参考にされてください。

インスパイア公式エージェントLCFP事務所

フィリピンで口座開設

日本人でフィリピン非居住者が口座開設できる「特別パターン」を解説していきます。「一般的なパターン」は以下の3つですが、とてもハードルが高く困難です。

ハードルが高い一般的な銀行口座開設

  • 国際運転免許証持参でフィリピンの日本支店窓口で開設
  • ACR(外国人登録証)取得が前提
  • 1ケ月以上の滞在が証明できる

日本人のフィリピン非居住者でも口座開設可:【他とは違う簡易な手続き】

弊社の提携先インスパイアホールディングスで口座開設いただけるほぼハードル無しのパターンをご紹介します。パスポートと日本の運転免許証(またはマイナカード)があれば開設できるような難易度です。

インスパイアホールディングスとは

インスパイアホールディングスは、2012年に設立されたフィリピンに拠点を置く金融の総合商社です。

最大金利12.1%で資産形成できるインスパイアウオレットや、メトロマニラ圏内での滞在を保証するトラベルプロテクション・都市開発や不動産事業など、躍進するフィリピン経済を支える大きな役割を担っています。

日本人が「フィリピンの住所・外国人登録証・国際運転免許証・長期滞在予定当面なし」で銀行口座を開設できるのは、現状インスパイア社を通してのみ可能。

インスパイア社の独自のネットワークや資本提携関係などで特別な待遇が受けられるようになっているのです

インスパイア社経由でフィリピンの銀行口座を開設する流れ

それではインスパイア社経由でフィリピンの銀行口座を開設する流れをお伝えします。

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口座開設したい銀行を選ぶ

インスパイア社を通して銀行口座を開設できるのは以下大手のCTBCフィリピン ・BDO Unibank・セキュリティバンク(SB)の3種です。ご自身に合いそうな銀行を決めておきましょう。

CTBC BDOとSB
フィリピンの銀行窓口で本人確認 不要(オンライン面談) 必要
カード キャッシュカード デビット付キャッシュカード
電子マネーMayaとの紐づけ いずれの銀行も可

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1
インスパイアウオレットをインストール・登録

以下インスパイアウオレットをインストールします。

お間違いのないようご注意ください

以下の通り登録していきましょう。名字をアルファベットで記入した後に必ず11の数字を入れてください。

 

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2
オンライン通話で本人確認

オンラインで本人確認

インスパイア社から「オンラインでの本人確認」の案内メールが届きますので日程の調整を行いましょう。

なお、インスパイア社では日本語が話せるスタッフさんもいます。日本語で本人確認は行えますのでご心配は不要です。

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インスパイアウオレットへの入金

さきほどのインスパイアウオレットに20万ペソを入金します。これは3行いずれかの銀行にチャージされる金額となります。この場合、以下2つのお支払い方法が可能です。

  • クレジットカード払い
  • GMOあおぞらネット銀行で


GMOあおぞらネット銀行の振込は「スピード振り込みで24時間以内・手数料はゼロ円から」。海外送金とは思えません。

GMOあおぞらネット銀行

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口座開設申請書への署名

登録アドレスに「口座開設申請書」が届きます。プリントしてパスポートに記載した署名と同じサインします。

この口座開設申請書を以下の2つの証明書を撮影した写真とともにe mailで返信しましょう。

口座申請書と一緒に送る証明書

  • パスポートの顔写真ページ
  • 運転免許証やマイナカードなど住所記載写真付き身分証明書

また、このタイミングで以下銀行口座開設費用をお支払いいただきます。

銀行口座開設にまつわる費用

  • 口座バランス料金:5000PHP
  • インスパイア手数料:5000PHP
    トータルおよそ26,000円程度

海外銀行の口座開設は、一般的には30万円ほどの手数料が必要になることがほとんどです。また頻繁にフィリピンへ行かれる方はクレジットカードの国際利用手数料が軽視できないと実感される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

円からペソへの交換手数料や手間を考えるとコスパとタイパいずれも格段に上がるものと思われます。

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口座開設完了の通知

インスパイア社がe mailで書類を受け取ったあと2日後に銀行口座は開設されます。※休日の受領は翌営業日扱いとなります

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本人確認・カードの受け取り

最後に本人確認とカードの受け取りです。これは銀行ごとに異なりますので、以下参考にされてください。

CTBCの場合

CTBCバンクフィリピンの場合は、フィリピンの銀行窓口での本人確認が不要です。オンライン面談を行い(日本語の会話で可)、その後キャッシュカードが発行されるようになっています。

BDOとSBの場合

フィリピンの銀行窓口で本人確認を行い、その後窓口でデビットカード付キャッシュカードが渡されます。

このような手続きで、開設した銀行またはインスパイアウオレットからMaya Walletへのチャージが可能になり、現金所持や通貨交換から解放されて便利になるでしょう。

口座開設のお申し込みやご不明点は以下でお気軽にお知らせ下さい。FPならではの策はまだまだあります。

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万一銀行口座を解約する場合もインスパイア社経由で手続き可

通常フィリピンで銀行口座を解約する場合は、窓口に行くのが必須です。

インスパイア経由で上述しました銀行口座を開設された場合、インスパイア社経由で解約手続きが可能です。

インスパイアウオレットとのお得過ぎる使い分け

 

混同しやすいのですが、インスパイアウオレットと「CTBC・BDO・SBなどの銀行口座」は別物です。

「CTBC・BDO・SBなどの銀行口座」を開設するにあたり、インスパイアアプリをインストールすることで本人確認や本来提出すべき証明書が簡易パターンで済むのですが、他に以下のようなメリットがあります。

インスパイアウオレットでできるマイクロインベストメントの高金利

3行とインスパイアウオレットの定期の金利比較は以下のとおりです。

定期の最高金利(%)
インスパイアウオレット 12.1
CTBCフィリピン 4.7
BDO 4.56
セキュリティバンク 4.5

ASEAN地域の銀行の定期預金金利は10%が珍しくないのですが、簡単に日本人が口座開設できるわけでもないのは上述してきましたとおりとなっています。

また、日本からするとインスパイアウオレットで行うマイクロインベストメントの金利は望めない金利です。以下もご覧になってみてくださいね。

最高12.1%の金利インスパイアのマイクロインベスティメント・ほかフィリピンで現金所持や通貨交換から解放される方法

ここではフィリピンインスパイア社が提供するマイクロンベスティメント(Micro investment)についての概要を解説しています。 実際にインスパイアホールディングス社に訪れ、代表取締役Melod ...

続きを見る

メトロマニラ圏内の手厚いサポート・トラベルプロテクション

多くの人は「いざとなったらクレジットカードに付帯している旅行保険のお世話になるかも」と思うものです。

このクレジットカード付帯の旅行保険はあって邪魔なものでもないのですが、すべては事後にサポートしてくれる保険であり、現実的に困っている最中にサポートを受けられる保証内容になっていないことがほとんどです。

インスパイアウオレットでは、メトロマニラ圏内に限り”困っている最中でも”手厚いサポートをしてくれるトラベルプロテクションがリリースされ、早くも注目を集めています。

インスパイア社は金融の総合商社であり、破竹の勢いで成長するフィリピン経済を不動産開発などで協力する一面もあり、「フィリピンの雄」です。まずはインスパイアウオレットでインスパイア社とつながりを持たれてみてはいかがでしょうか。

今までお伝えしてきましたインスパイアウオレット・CTBC・BDO・SBなどの銀行口座・Mayaウオレットの役割や相互関係を整理すると上の図のようになります。

 

日本人によるWEBサイトで「Mayaウオレットのような電子マネーが簡単に使える」などと紹介されている場合がありますが、ACRカード(外国人登録証)がないと最終認識してもらえず電子マネーとして使うことができません。ご注意ください。

海外銀行口座開設にまつわる注意点

海外と日本の銀行ではやや異なる商習慣がありますので、フィリピンの銀行口座開設にまつわる注意点をお伝えします。

手数料が必要

日本人にはなじみがないコストとして口座維持手数料があるくらいですが、他のコストは一般的な感覚で受け入れられるようなものではないかと思います。

フィリピンの銀行口座にまつわる手数料を挙げてみましょう。

手数料 概要
口座維持手数料 銀行が独自に設定している最低預金残高を下回った場合に必要になるコストで、1000円程度。
振込手数料 別な支店に振り込む場合のコスト。およそ150~700円
ATM手数料 ほかの銀行から現金を引き出す場合の手数料。※日本で言うとゆうちょ銀行の預金をセブン銀行で引き出すような場合の手数料です。100円以下となります。
海外送金手数料 日本とフィリピン間などでお金をやり取りする場合に必要な手数料で、通常は最低でも1000円は必要

取引なしだと凍結される

フィリピンの銀行口座では2年間取引が一切ないと凍結されるおそれがあります。しかしながらMaya Walletなどにお金をチャージしたり、現金の引き出しを行うなど何らかの取引があれば凍結されることはありません。

インスパイアではこの銀行口座凍結防止を行う設定方法サービス(合計6,250PHP)も開始されたようです。不安に思う方はこのサービスも利用されてみてください。

ATM口座と銀行通帳番号は同じではない

フィリピンではATM口座と銀行通帳番号は同じではありません。

送金の時に問われる番号は銀行通帳番号です。口座開設の際にお知らせがありますので、書類やスクリーンショットなどで保存しておいてもよいでしょう。

そのほかの用途でどちらの番号を問われているのかについては御注意されてください。

フィリピンでの口座開設のお申し込みやお問い合わせはこちらまで

弊社ではフィリピンにまつわる以下のサービスを整備しております。銀行口座そして高金利で資産形成することでフィリピンの成長経済にドッキングされてみてください。口座開設のお申込みやお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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LCFPO

公認会計士事務所での決算業務実務経験を経て、FPとして受けた相談件数は18000名以上。契約の継続率・販売力・商品の品質に関するインターナショナルクオリティアワードを受賞。ほか受賞歴や業界内の取材受注多。現職は資産形成・海外不動産投資案件のご相談を承るオフィスの代表FP、事業家。くわしくは「about」よりどうぞ。