米国ユニオンバンクユーザーどうなる?代替海外銀行を探している方へ

三菱UFJで開設できていたアメリカユニオンバンクの銀行口座は、現在新規の受付が終了し、どうなる?とざわめきが起こりました。
ここではそれまでのユニオンバンクのユーザーがどうなる?と気になるような諸々のトピックと、これからユニオンバンクに代わるような「日本で口座開設できるたった一つのアメリカの銀行」もご紹介します。

三菱UFJによるユニオンバンク口座開設は新規受付終了・その後どうする?

 

三菱UFJ銀行でのユニオンバンク口座開設の取り扱い

注意

かつて「日本で口座開設できるたった一つの海外銀行(後述)」などと重宝がられていたユニオンバンクは、三菱UFJによるユニオンバンクの株式完全売却のあと新規の口座開設は受付られていません

それまでユニオンバンクで保有されていた個人口座は、U.S.バンクに移行して活用できるとのこと。

2022年12月以降ユニオンバンクは「U.S.バンク」に引き継がれており、さらに三菱UFJでは「同行に口座がある・90日以内にアメリカに留学や赴任などで居住予定・18歳超の人に向けてU.S.バンクの銀行口座の仮開設を受け付けると」アナウンスされています。

アメリカに居住するようになったら以下を用意して本登録を終えることができるようです。

  • アメリカ社会保障番号(SSN)
  • 身分証明書(パスポート、米国での運転免許証)
  • 現金(25米ドル以上が必要)

ユニオンバンクユーザがU.S.バンクに移行してできること

それではユニオンバンクからU.S.バンクへ移行したときに気になるもろもろの関連トピックを抜粋してみましたのでご参考ください。

小切手

小切手は継続して使用できる。

デビット及びATMカード

ユニオンバンクからU.S.バンクへの以降に伴い、あらたにU.S.バンクのデビットカード・ATMカードが送付されている。暗証番号は引き続き使用可。

自動支払い自動振替

電話料金などの定期・自動的な支払に活用される口座振替は、U.S.バンクに引き継がれる。

クレジットカード

これまでユニオンバンクが発行していたクレジットカードについては、U.S.バンクが発行したクレジットカードが送付されている。

over draft fee protection

ユニオンバンクで銀行口座の残高を超過した支払い(オーバードラフトフィー)のプロテクション機能を設定している場合は、U.S.銀行に引き継がれる。

2024年・アメリカの銀行口座を保有するメリットは一昔前と違う

かつて、アメリカの銀行口座だけに限らず海外銀行口座を保有することは、スーパー富裕層に限られていました。

しかし、以下のようなお金にまつわるさまざまなアップデートがあり、スーパー富裕層だけに限らず「万一に備えて資産防衛をしなければ」と思う人が増えるようになっています。

日本におけるお金にまつわるアップデート

  • 少子高齢化による社会制度への不安
  • 日本の財政難や先が見えない日本経済
  • デジタルマネー時代に新札発行
  • マイナカードへの銀行口座紐づけ
  • NISAでの利益に課税するという岸田総理による発言

アメリカで銀行口座を開設する人が増えている最大の理由は、「万一の国の財政破綻から資産を守ること」にあります。

CRS非加盟国のうち、なぜアメリカの銀行が鉄壁の防衛策と言われているのかについては、以下をじっくりご参考ください。

CRS非加盟国の銀行口座・これからの資産形成に大きなメリットとは

富裕層の間に知られている”金融界隈で言うCRS”という言葉は、実情はあまり知られていません。 ここではCRSとはどういった制度なのか? CRS非加盟国の銀行口座を持つことがこの先どんなメリットがありそ ...

続きを見る

 

これからの資産防衛の決定版・CRS非加盟国の金融機関による資産形成オンラインセミナー

ここでは円安とこの先に備えたい人のためのお金のセミナーや「CRS非加盟国の金融機関口座開設を検討する人に向けて説明会」を行っています。     参加を希望される方はこのままご覧くだ ...

続きを見る


 Contact 
 不安やわからないことを時間を重ねて丁寧に解消します。お気軽にご連絡ください。

  ▼LINEから

 ▼スマホから

 

  • この記事を書いた人

LCFPO

公認会計士事務所での決算業務実務経験を経て、FPとして受けた相談件数は18000名以上。契約の継続率・販売力・商品の品質に関するインターナショナルクオリティアワードを受賞。ほか受賞歴や業界内の取材受注多。現職は資産形成・不動産投資案件やインフラ契約のご相談を承るオフィスの代表FP、事業家。くわしくは「about」よりどうぞ。