フィリピンで事業進出・アドバンテージ版フィリピン企業がPEZA進出サポート

 

 

PEZAフィリピンで外国企業を誘致する経済特区とは:税制面などの免除制度

PEZA(読み方はペサ)の制度とは、フィリピン貿易産業省が運営する「外国企業の誘致制度」です。

はじめに以下の3点の概要をお伝えしますので参考にされてください。

  • PEZA企業として認定される条件
  • カテゴリと対象となるビジネス
  • 優遇制度

PEZA企業として認定される条件

PEZA企業として認定される条件は、以下のとおりです。

フィリピンに外貨をもたらす企業である

後述しますとおり、PEZAはフィリピンに外貨をもたらすビジネスをかなり重視して誘致を行ってきました。

「生産品の過半数超が輸出品」「外国人の観光や医療ツーリズムを誘致する施設」などフィリピンに外貨をもたらすビジネスは何か?がかなり練られて打ち出されています。

PEZAが経済特区として指定する場に入居する

PEZA企業となることは「フィリピン貿易産業省が認定している工業団地やオフィスビルへの入居」が絶対条件となっています。

PEZAの企業認定されるということは指定された場での起業を意味するのです。

フィリピンのさまざまな場でPEZA認定の工業団地やオフィスビルが点在していますが、代表的な場としては以下が知られています。

フィリピンPEZA認定の工業団地

  • バタンガス州:リマ・エステートやFPIP(住友商事と比財閥ロペスグループによる工業団地)
  • スービック工業団地
  • マニラ首都圏

PEZA経済特区の地図(出典JETRO)

住友商事によるFPIP

カテゴリーと対象となるビジネス

PEZAの認証を受けることができるビジネスのカテゴリと具体的な内容は以下のとおりです。

PEZAで認定されるカテゴリとビジネスの内容

出典:peza.gov.ph

優遇制度

基本的には新規企業に4年間の法人税が免除され、フィリピンに特別な技術革新をもたらす企業に対しては8年間まで法人税が免除され、さらにこの免除期間が経過しても5%の特別税のままで事業が継続できます。

通常フィリピンでの法人税は30%ですので破格の優遇制度と言えるでしょう。PEZAに認証される最大のメリットは法人税の優遇にあるのです。

他は以下のような免除制度があります。

PEZAの優遇制度(免除)

  • 法人税・国税・地方税は売上のおよそ1%
  • 光熱費:水道・電気・通信費の付加価値税(VAT)
  • 原材料費の輸入関税
  • ITパーク開発企業は所得税を4~6年免除

詳しくは以下JETROが発行しているPDFを参考にされてみてください。カテゴリごとに細かな免除制度が用意されています。

フィリピンで事業進出・アドバンテージ版PEZA進出サポートサービス

優遇制度の内容を見るだけですと、いかにも事業進出が容易に思えてくるのですが、誰でも海外事業展開できるわけではありません。

実際は資金面だけでなく、法務税務マーケティング面で音を上げて断念する企業も星の数ほどあります。

弊社とフィリピン提携先企業インスパイア社は、法務・マーケティング・税務面などで、フィリピンで事業進出したい企業様を全面的にバックアップするプランをご用意しております。

LCFP&インスパイア社がPEZA進出パートナーで選ばれる理由

弊社LCFPとインスパイアホールディングスが選ばれる理由をお伝えします。

About Inspire

インスパイアホールディングスは金融の総合商社であり、都市開発やコンドミニアム建築のディベロッパーでもあり、フィリピン全土の金融機関やディベロッパーとつながっています。

特に財閥・政府とのつながりが強く、さらに社内には弁護士・元銀行員などのスペシャリストが揃っていることから法務・会計面、さらにマーケティング部門からもバックアップが。

フィリピンすべてのディベロッパー・金融機関・財閥との繋がりから、良質なサービスや商品については取引先や関連企業へのBtoB事業展開なども可能です。

フィリピン事業進出サポートを行う日本の企業はたくさんあるでしょうが、逆に「フィリピンで『日本の企業のフィリピン事業進出』をサポートする企業」は皆無です。

また、インスパイアグループでは都内の中央区新富町にもアライアンスグローバルグループという日本企業・親会社があります。

究極PEZAの認証を出すのはフィリピン政府。フィリピン政府と太いつながりがある企業が日本企業の事業進出を手掛けたら強力なサポートが得られます。

※実際PEZAに目をつけられてしまう企業もあり、こうなってはかなり厄介です。

「要求されているような報告書を出せていないという理由で賃料の延滞料金が発生」といったケースも散見されました。

フィリピン政府とのつながりが太いインスパイア社とつながっていただけるメリットは、PEZAに角が立たないスタンスで調整役に入ってもらえるという点にもあるのです。

勝手知ったるフィリピン企業が手掛けるPEZA・フィリピン進出サポート、これらの恵まれた環境をご提供できるのが弊社とインスパイア社のPEZA進出サポート事業です。

About LCFP

弊社代表FPはFPとしてIQA受賞歴があり、業界の取材歴も多。またファイナンシャルプランナーとしてだけでなく、公認会計士事務所勤務やイギリス留学経験・法学部卒で法に馴染みがあるなど、海外進出をする企業へのサポート力を兼ね備えています。

日本とフィリピンを行き来するインスパイア社のエージェントであり、同社と直接つながってリアルタイムでフィリピン経済を知る立場です。

主にフィリピン事業進出のコーディネート、現地への同行やインスパイア社経営陣とのお引き合わせ、後述のインスパイアサービスのご案内、フィリピンでのお住まい探しをサポートを致します。

日本のサポート企業が頑張ってどうにかしようとするような局面を、勝手知ったるフィリピン企業が手取足取り・伴走もリードしてくれる、こんなPEZA進出は探してもそうそう見当たるものでもありません。お問い合わせは以下より承ります。

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 不安やわからないことを時間を重ねて丁寧に解消します。お気軽にご連絡ください。
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ご案内するPEZAオフィスはアライアンスグローバルタワー(インスパイア社自社ビル)

アライアンスビル

今回PEZAでご案内する経済特区はアライアンスグローバルタワー。インスパイアグループの自社ビルでありPEZA 承認ビルです。

ハイクオリティなオフィス環境と万全なセキュリティを完備、 PEZA(フィリピン経済特区庁)承認のビルだからこそさまざまな優遇措置のメリットを享受できるようになっています。

ロケーションは以下の通りフィリピンのビジネス街BGC の中心地 Uptown Alliance Global Towerです。

アライアンスビル所在地:PSE Tower 5th Ave Cor. 28th Ave. One Bonifacio High Street, Bonifacio Global City, Taguig

さまざまなショップが入店するUPTOWN

フィリピンの雄であるインスパイア社自社ビルにオフィスを構えることで信頼性や権威性が担保され、お取引の障壁は格段に減るでしょう。

インスパイア社を通してPEZAでフィリピン進出する企業はインスパイア社の巨額な事業規模・フィリピン企業や財閥や政府とのつながりを知ってご契約する方が多いように思います。

オフィスプラン

オフィスはインスパイア社に間借りするような形で以下3つのプランがございます。早い者勝ちで完売次第受付終了となりますのでお早めにご検討ください。

ミディアム スモール キュービック
区画数 6 12
広さ 100㎡ 50㎡ 下記の画像参照
月額利用料金 623,000円 40万円 5万円
コアスペースの利用 〇※制限あり
テーブル椅子 完備 一人用を完備
会議室の利用 〇※追加料金なし 〇※利用料あり
エリア分け あり

フロアの外観

インスパイア共同事業フロアプラン・キュービックオフィス

スモールオフィス

ミーティングルーム一例

フロアの賃貸契約

  • 契約期間:3 年契約
  • 保証金(敷金):後述するインスパイア社の顧客となった場合 3 ヶ月分
  • 前払い:3 ヶ月分
  • 前家賃:1 ヶ月分

Inspireオフィス5Fフロア図面

弊社とインスパイア社でサポートできるフィリピン事業進出の条件

はじめに申し上げておかなければならないのは、フィリピンでの事業進出にはお金がかかるという点です。決して資金不足のまま安易にフィリピンで事業進出できるわけではありません。

外国という一番の障壁があるわけですが、インスパイア社弊社にお任せいただければ資金によってその障壁は容易にクリアになりますし、日本以外の海外の販路開拓もきわめて容易になります

以下事業進出で資金面がクリアできるかどうかが課題になりやすいのでご確認ください。

①インスパイア社への投資

インスパイア社金融部門統括メロディサントスさん 2025年1月撮影

このサービスを活用いただく場合、金融の総合商社でもあるインスパイア社に以下のいずれかの商品でご契約をいただくことが必須です。

最大金利12.1%
最高12.1%の金利インスパイアのファイナンシャルプロダクト・ほかフィリピンで現金所持や通貨交換から解放される方法

ここではフィリピンインスパイア社が提供するファイナンシャルプロダクト(Financial Product)についての概要を解説しています。 実際にインスパイアホールディングス社に訪れ、代表取締役Mel ...

続きを見る

フィリピンで事業を行う際に必ず銀行口座は必要になりますので、口座開設を行っておくことは事前準備にもなります。

こちらのご契約にフィリピン事業進出事業を紐づけすることが決まっています。と申しますのも、インスパイア社のPEZAサポートの決まりとして金融のご契約があるお客様の中で事業進出をバックアップをするというスタンスとなっているためです。

この点が前述しましたオフィスの賃貸料で登場した「保証金(敷金):後述するインスパイア社の顧客となった場合 3 ヶ月分」で済むという点に繋がります。

②資本金の出資額

以下2つのパターンで資本金額や行政手数料が異なります。

パターン①
外国法人10割
パターン②
インスパイア社6割:外国法人4割
VISA(就労ビザ) 必須 不要
外国法人が出資する資本金額 20万PHP 100万PHP
行政手数料
※資本金・事務所の大きさで変動
30万PHP 10万PHP
Inspire社手数料 20万PHP(2025年でおよそ50万円
弊社LCFP手数料 30万円※税別

注意

一般的なフィリピン事業進出サポート会社は行政手数料は明かしますが、はじめに資本金について言及することはほぼありません。この額を聞いて二の足を踏むだろうと考えるからです。

フィリピンで起業するわけですから資本金を要するのは当然ではあるのですが、「話がだいぶ進んだときに資本金額を聞いてPEZA進出そのものが流れる」などといったことになれば、お互いに相談や協議をした時間の無駄になってしまうでしょう。

パターン①と②の大きな違いは資本金の額ではあるのですが、どちらをご選択されるかは後述のオンラインビデオ面談などでお話ををしながら徐々に固めても良いのではないかと思います。

プラン①か②のご選択に加え、前述しましたインスパイア社商品のご契約に合意できる方だけがご活用いただけることになります。

PEZA制度の勝手知ったるフィリピンの雄(インスパイア社)の手厚いサポートを受けて万全な状態でフィリピン事業進出できるならば安いコストだと思える方であれば、以下サービスフローもご参考ください。

サービスフロー

弊社LCFPがご提供するインスパイア社とのフィリピンでの共同事業のご契約締結のサービスフローは以下のとおりです。

一般的な流れをご紹介しますが、すぐにフィリピンへ商談に行く企業もいらっしゃいます。飽くまで一般的な流れとしてご参考ください。


  • チェックリスト確認

    フィリピン進出を目指すさまざまな企業がいらっしゃるものの、明確な資金不足・資金繰りが思わしくない段階の見切り発車でフィリピン進出がうまくいった企業を見たことはありません。逆に以下のチェックリストで資金面でのご準備が整う企業様でしたら問題はないように思います。

    事業進出チェックリスト確認

    • インスパイア社商品のご契約が可能
    • 英語による事業概要・商品サービス説明・実績についての説明資料のご用意(PDFなど)
    • 直近のBS/PLのご提出
    • 資本金・インスパイア社と弊社手数料・オフィス賃料


  • お問い合わせ

    以下で弊社へお問い合わせください。

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  • ヒアリング・オンラインビデオ通話

    オンラインビデオ通話でお担当者様からお話をお伺いします。40分程度をご予定ください。この後、インスパイア社CEOへご面談で伺ったヒアリング内容を報告します。

  • 貴社・インスパイア社CEO・弊社3社面談

    弊社へ前金税込11万円をお支払いいただいたのち、日本語が流暢に話せるインスパイア社CEOとの3社でオンラインビデオ通話を設定いたします。インスパイア社でのご契約・資金面・税務法務マーケティング面でのご質問などご自由に行ってください。


  • インスパイア社商品のご契約

    インスパイア社の金融商品のご契約をいただきます(代表者様などの個人名義にて)。ご予定が確実でしたら次のインスパイアご訪問時でも構いません。

    このご契約がフィリピン事業進出の案件として紐づけされ、インスパイア社の全面的バックアップ・手厚い保護が得られるようになります。


  • インスパイア社訪問・ご契約・お支払い

    インスパイア社にご訪問いただき、フィリピンでの事業進出で契約締結手続きを行っていただきます。

    このタイミングでにインスパイア手数料・弊社への手数料の残金をお支払いいただきます。

お問い合わせ

お問い合わせは以下で承ります。まずはお気軽にお問い合わせください。

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その他PEZAの概要詳細

PEZAに認証されるメリット・デメリット

PEZAに認証されるメリットを挙げると以下のようになります。

  • 法人税・地方税・国税などの税制面での免除
  • 光熱費に関する付加価値税の免除
  • 原材料費の輸入関税の免除
  • 税務調査がほとんどない:一定期間法人税などが免除されているためそもそも調査することがない
  • PEZAによる保護:外国企業特区として認められた場でビジネス展開できることからあらゆる面で一定の保護が担保される

PEZAに認定されることで生じるデメリットは以下のとおりです。

  • スタートアップの割に過剰なクオリティのオフィスが指定される場合もある
  • 税制面やVATなど免除にしらもらうための報告書に手間を取る

二つ目に関しては、フィリピンビジネスの税務実務に精通するビジネスパートナーがいないとかなり難航します。要件を満たす報告書でないとPEZAは書類を受け付けてくれません。何がダメなのかわからずに時間だけが過ぎる、これは避けたいものです。

PEZA関連情報・ダウンロード可

以下はJETROによるPEZA関連情報です。ダウンロードできるPDFとなっておりますので参考にされてください。

PEZA企業リスト一覧

PEZAの優遇措置について

  • この記事を書いた人

LCFPO

公認会計士事務所での決算業務実務経験を経て、FPとして受けた相談件数は18000名以上。契約の継続率・販売力・商品の品質に関するインターナショナルクオリティアワードを受賞。ほか受賞歴や業界内の取材受注多。現職は資産形成・海外不動産投資案件のご相談を承るオフィスの代表FP、事業家。くわしくは「about」よりどうぞ。