日本からのフィリピン送金おすすめ・これぞ最強の手法あり

フィリピン送金を実際に比較してのおすすめ

昔々国際送金と言えば銀行窓口が主流。送金できるまで1ケ月ほど時間を要したり、便利とは言い難いものがありました。

しかし現在は便利なオンライン送金が可能になっており、しかもさまざまな場で国際送金のサービスを充実してきています。

「リアルタイムに比較するのも面倒だし煩雑」というのが正直なところだと思いますので、ここで主なフィリピン送金サービスを比較してみました。

100万円をフィリピン送金するとしてどのくらい手数料が必要か試してみた

最近の国際送金はスピーディーで迅速に送金できるというのは満足度が高くなりましたよね。ここでは実際の手数料や証明書提出など手続き面でのフィリピン送金方法の比較をしておすすめを絞っていきたいと思っています。

このため以下を前提条件としてみました。

  • フィリピンへ国際送金する金額は100万円(この記事執筆では396,656PHP
  • 手数料の明確さ(隠れ手数料がない)
  • 受取人の受取額が多けれ多いほど良い

 

時間ごとの変動があるのが為替レートですが1日のうちに国際送金サービスを比較。受取額は396,656PHPに限りなく近いのが隠れコストがない証拠です。

100万円(この記事執筆では396,656PHP)をフィリピンへ送金する場合、どこで送金するかで受取人受取額と送金手数料に以下のような違いがありました。

100万円を送金した場合・フィリピン送金のおすすめ順

受取人の受取額(PHP) 送金手数料(円)
【1位】Inspire経由 397,000 0~500円程度
【2位】SBIレミット 396,100 1500
【3位】WesternUnion 395,596 2500(初回は10%OFF)
【4位】PayForex 395,000 0
【5位】セブン銀行フィリピン送金サービスwith BDO 394,700 3200~3600
【6位】Wise 392,087 9430

インスパイア社経由とWiseとでは、「100万円のフィリピン送金で受取額に12500円」違いが出ています。比較してみないことにはわからなかったはずの違いですが、ずいぶん違うなという印象です。

このとおり国際送金では「手数料」と表記されている金額以外に、隠れコストに気を付けたいです。具体的には上の表で比較したように受取人の受取額が少なくなっていることでコストが発生していることが多いですから。

それでは各国際送金について、受取額や手数料のほか、手順・手続きを含めた詳細をお伝えしていきます。

【フィリピン送金おすすめ1位】インスパイア経由・これぞフィリピン送金で一番おすすめの手法

「これぞフィリピン送金で一番おすすめの手法」は以下のとおり。頻繁にフィリピン送金をする方、年間の送金額が多い方ほどおすすめの方法となります。

これがフィリピン送金で最強のおすすめ方法

  1. インスパイア社を通してフィリピンの大手銀行の口座を開設
  2. インスパイアウオレットから自身のフィリピン大手銀行の口座に入金
  3. 自身のフィリピンの大手銀行口座から相手先の銀行口座へ送金(またはMAYAウオレットに送金)

後述するセブン銀行やPayForexのフィリピン送金とほぼ同じ手続きながら、手数料は格安で済みますし隠れコストらしきものもありません。このプロセスを詳しくご説明しましょう。


  • インスパイア社というフィリピンの金融総合商社を通してフィリピン大手の銀行口座を開設

    開設できるフィリピンの大手銀行口座は以下3種。日本の大手銀行とも資本提携しており、馴染みにより開設しやすくなっています。

    20万PHP超で定期を組むと、フィリピンの銀行口座開設費用はゼロ。この定期の最大年利は12.1%ですから、預けるだけでもオトクなのです。


  • 「できれば」日本の銀行あおぞらネット銀行も口座開設しておく

    あおぞらネット銀行を開設しておくと、ご自身のフィリピンの銀行口座に実質「手数料ゼロ円」で入金できます

    ※インスパイア社の日本法人のメインバンクがあおぞらネット銀行になっており、日本の親会社とフィリピンの子会社間で資金送達してもらえるからです。


  • インスパイアウオレットから自身のフィリピンの銀行口座に入金してもらう

    入金額だけご自身のインスパイアウオレットが反映されます。そして、この金額を口座開設した銀行の普通預金に移動してもらうよう依頼します。



    • ご自身のフィリピンの銀行口座から相手先の銀行口座に送金

      究極フィリピン送金で必要になるのはここの振込手数料だけ。125~500円程度で済むはずです。ご自身の銀行と相手の振込先銀行が同じならば手数料は限りなく少なくて済むでしょう。


    • または相手のMAYAウオレットに送金

      もし相手がデジタルウオレットにしてほしい場合はインスパイア社提携のMAYAウオレットに入金もできます。口座開設したフィリピンの銀行とMAYAウオレットを連携してから、相手先に送金するだけです。


    わずか500円以下でフィリピン送金が可能になるインスパイア社経由でのやり方では以下必要証明書もシンプルに2つだけです。

    インスパイア経由で行うフィリピン送金で必要な証明書

    • パスポート
    • 運転免許証(またはマイナンバーカード)

    詳しくお知りになりたい方はオンラインビデオ通話でご説明します。以下公式LINEでその旨お知らせくださいませ。

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    【フィリピン送金おすすめ2位】SBI レミット・オンラインバンキング元祖のSBIグループ会社

    SBIレミットのフィリピン送金では100万円をフィリピンへ送金すると、下記のとおりの手数料となりました。

    SBIレミットを通して100万円をフィリピン送金する場合

    • 銀行振込手数料:0円
    • 相手先の受け取り金額:396,100円
    • SBIレミット手数料:1,500円

    SBIレミットでフィリピン送金する際に必要な本人確認書

    パスポートまたは【運転免許証・マイナンバーカード・在留カード】のいずれか

    SBIレミットによるフィリピン送金手順

    1. 会員登録すると1週間程度でウエルカムパッケージが届く(配達員にパスポートを提示して本人確認
    2. 受取人登録
    3. 送金

    SBIレミットの場合、この宅急便で送られてくるウエルカムパッケージが特徴的です。

    SBIレミットのフィリピン送金方法

    • オンラインの場合:SBIレミットの準備口座に送金金額を入金してから送金
    • ゆうちょATMまたはローソン銀行ATMでレミットカードを活用
    • 受取人の口座を登録して、銀行を通して送金(ネットバンキング、ATM、窓口のいずれも可)

    【フィリピン送金おすすめ3位】Western Union・振込窓口が豊富

    WesternUnionのフィリピン送金では100万円をフィリピンへ送金すると、下記のとおりの手数料となりました。

    Western Unionを通して100万円をフィリピン送金する場合

    • 銀行振込手数料:0円
    • 相手先の受け取り金額:395,596円
    • WesternUnion手数料:2,500円

    WesternUnionでフィリピン送金する際に必要な本人確認書

    日本国籍 外国籍で移住者
    パスポートあるいは日本発行の運転免許証 在留カード、
    マイナンバーカードあるいは住民票

    WesternUnionの本人確認は、本人確認証を撮影し、自撮り撮影するというもの。WesternUnionも公式アプリがありますので、アプリ内での本人確認証のアップロードがおすすめです。

    WesternUnionによるフィリピン送金方法

    1. 会員登録
    2. 本人確認
    3. 送金国と送金額の入力

    WesternUnionのフィリピン送金手順

    • オンラインの場合:受取人の銀行名・口座番号・Swiftコードが必要
    • セブンイレブン・ファミリーマートのATMから
    • レミッターズカ―ドの送金をゆうちょATMから行う
    • そのほかの取扱店から送金

    WensternUnionの送金は質店でも取り扱い店になっているのがユニーク。このように豊富な振込窓口があるのが特徴です

    【フィリピン送金おすすめ5位】PayForex・隠れコストに要注意!!

    PayPay銀行の提携サービスPayForexで100万円をフィリピンへ送金すると、下記のとおりの手数料となりました。

    PayPay銀行の提携サービスPayForexを通して100万円をフィリピン送金する場合

    • 銀行振込手数料:0円
    • 相手先の受け取り金額:395,000円
    • PayForex手数料:0円

    手数料がゼロ円なのは画期的ですが、蓋を開けたら相手先の受け取り金額がだいぶ減っており、これが「PayForexで隠れコストに気をつけよ」と言われる理由だとわかります。

    PayForexでフィリピン送金する際に必要な本人確認書:2つ

    • 運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証・在留カード・住民票など住所が確認できるもののうちいずれか1点
    • マイナカード・通知カード・住民票

    PayForexは3つサービス申し込みが必要になります。

    PayForexによるフィリピン送金手順

    1. PAYPAY銀行で口座開設
    2. 口座開設できたら海外送金サービスの申し込み
    3. つぎにPayForexの利用申し込み
    4. PayForexアプリでユーザー登録・本人確認証明書の提出
    5. 送金

    PayForexによるフィリピン送金方法

    • 銀行口座
    • デジタルウレット
    • 現金で

    【フィリピン送金おすすめ5位】セブン銀行フィリピン送金サービスwith BDO Unibank

    セブン銀行フィリピン送金サービスWith BDO Unibankでは100万円をフィリピンへ送金すると、下記のとおりとなりました。

    セブン銀行フィリピン送金サービスWith BDO Unibankを通して100万円をフィリピン送金する場合

    • 相手先の受け取り金額:394,700PHP
    • セブン銀行フィリピン送金サービスWith BDO Unibank手数料:
      【現金受け取りで3600円】・【電子ウオレット受け取りで3300円】

    セブン銀行フィリピン送金サービスWith BDO Unibankで送金する際に必要な本人確認書

    日本国籍の場合 外国籍の場合
    マイナンバーカード
    運転免許証・健康保険証・住民票のいずれか 在留カード・特別永住者証明書

    セブン銀行フィリピン送金サービスWith BDO Unibankによる送金手順

    ①セブン銀行口座の開設と海外送金サービスの申し込み

    ②アプリ利用登録

    1. セブンカードとスマホを持ってセブン銀行ATMで口座情報の入力をする
    2. ATMにカードを入れて暗証番号を入力するとQRコードが表示される。これをスマホでスキャン
    3. アプリパスコードの入力を行う

    ③銀行キャッシュカードが届いたら口座へ送金金額を入金

    セブン銀行フィリピン送金サービスWith BDO Unibankでは、フィリピン国内での受け取りが14,000カ所で可能です。実際フィリピンではセブンイレブンがいたるところにありますので、受け取りに困ることは無いでしょう。

    【フィリピン送金おすすめ6位】Wise・意外に一番割高だった

    国際送金でよく知られるWISEのフィリピン送金では100万円をフィリピンへ送金すると、下記のとおりの手数料となりました。

    WISEを通して100万円をフィリピン送金する場合

    • 銀行振込手数料:0円
    • 相手先の受け取り金額:392,087PHP
    • WISE手数料:9,430円

    WISEは送金手数料が格安と有名ですが、以外と手数料が高めなようです。

    WISEで国際フィリピン送金する際に必要な証明書

    日本国籍者 永住権取得者
    パスポート 在留カード・長期滞在ビザ
    マイナンバーカード・日本で発行された運転免許証
    マイナンバーカード不所持の場合:通知カード・住民票

    WISEのフィリピン送金手順

    1. 会員登録
    2. フィリピンへ送金する金額と送金先の銀行口座情報入力(名義・番号・SWIFTコード)
    3. 本人確認
    4. 送金方法として銀行口座振込あるいはデビットカードのいずれかを選択

    WISEの本人確認は以下のように身分証明書の厚みまで確認が入り、かつセルフィーに関しては登録メールアドレス届く認証コードを神に書かされて自撮りするようになっています。

    本人確認はWISEの公式アプリのダウンロードがおすすめです。


    金融機関の本人確認で身分証明書の厚みをチェックするパターンは一般的ですが、”機械的認証ゆえになかなか認証が進まないケースもあるやや面倒な作業”ではあります

    フィリピン送金での銀行口座開設依頼は

    弊社は海外の金融機関による資産形成サポートを行うFP事務所です。

    外国人によるフィリピンでの銀行口座開設はこれまでかなりハードルが高かったのですが、特別な簡易パターンで開設できるサービスを拡充しております。

    定期を組めば口座開設費用はゼロ円。そのあとのフィリピン送金では、現地の銀行振込料金125~500円程度、デジタルウオレットを使う場合はゼロ円で送金できます。

    以下でオンラインビデオ通話特典でご相談を承りますので、LINE友達追加してお知らせください。

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    • この記事を書いた人

    LCFPO

    公認会計士事務所での決算業務実務経験を経て、FPとして受けた相談件数は18000名以上。契約の継続率・販売力・商品の品質に関するインターナショナルクオリティアワードを受賞。ほか受賞歴や業界内の取材受注多。現職は資産形成・海外不動産投資案件のご相談を承るオフィスの代表FP、事業家。くわしくは「about」よりどうぞ。