PNBで銀行口座を開設するには飽くまでフィリピン国籍が前提とされていますが、ここではフィリピン国籍を持たない外国人が口座を開設するための「高いハードル:8つの条件」を詳しく解説しました。
かなり高いハードルですが、弊社では上の8つの項目に当てはまらずとも、日本人かつフィリピン非居住者の方が口座開設できるサポートを行っています。必要な書類はパスポートと、日本の運転免許証のみ。以下もご参考ください。

Contents
PNBフィリピンに口座を開設するにはそもそもフィリピン国籍が必須
WEB上で「PNBフィリピン銀行で口座開設する方法」が本家サイトで紹介されています。
PNBフィリピン銀行は東京名古屋に支店があるものの、誰もがこの支店で銀行口座開設ができるわけではありません。
飽くまでフィリピン国籍の人がPNBフィリピン銀行の東京名古屋支店で口座開設できるに過ぎません。
フィリピン国籍を持たない日本人がPNB銀行で口座開設できるパターンは8つ
フィリピン国籍を持たない日本人がPNB銀行で口座開設できるパターンは以下の8パターンです。
フィリピン国籍を持たない日本人(フィリピン非居住者)がPNB銀行で口座開設できるパターン
- フィリピンにおける不動産購入のため
- 不動産賃貸料を受け取るための用途
- 年金受取
- 特別居住退職者ビザ(SRRV)保有者による預金などの目的
- 一年超のフィリピンでの勤務・トレーニングによる給与受取
- 一年超のフィリピンへの留学・研修
- フィリピン入国管理局発行の ACRを所有しフィリピン国籍を持たないユーザー
- ご両親または一方がフィリピン人/元フィリピン人の、19歳以下の子供
+
【審査に必要な基本書類】:日本で発行された運転免許証・住民票・光熱費の支払い明細・健康保険証
8つのどの項目についても、決して気軽に銀行の口座開設ができるような内容ではありません。これらの項目に合致する口座の利用目的か、PNB独自の審査があると回答を得ました。
弊社では上の8つの項目に当てはまらずとも、日本人かつフィリピン非居住者の方が口座開設できるサポートを行っています。必要な書類はパスポートと、日本の運転免許証のみ。以下ご参考ください。
それでは一応それぞれの詳細をお伝えしましょう。
フィリピンにおける不動産購入
口座開設の目的
フィリピンのコンドミニアムを購入するために、支払いや送金を行う目的でPNBの口座開設をする
- 開設可能な口座:通帳付きの通預金口座・普通当座預金口
- ATM カードの発行:なし
この場合の必要書類は以下の通り。
売り主買主のサインがある公証認証済の売買契約書(あるいは不動産購入予約書)と支払計画書※支払い計画書のみで口座開設は不可
注意点
不動産購入予約書及び支払計画書は、以下が完記されていることが必須
- 不動産販売法人の担当責任者署名
- 売り主・買主の印字名
- 署名の日付
- 不動産販売法人の担当責任者の肩書もしくは役職
- プロジェクト名、 ユニット番号および不動産に係るその他の関連情報誓約書(PNBで用意)
なお、以下のように誓約書を提出する必要もあります
不動産を購入したのちの完済後は預金口座を解約することの誓約書を提出
※購入対象不動産を賃貸に出したり、売却したのちに売却金額を受領する予定がある場合はこの宣誓書は不要
不動産賃貸料を受け取るための用途
口座開設の目的
フィリピンのコンドミニアムを賃貸に出して賃料を受け取るための用途。
- 開設可能な口座:通帳付きの通預金口座・普通当座預金口
- ATM カードの発行:なし
コンドミニアムの購入資金の8割超がPNBを通して支払われたことを立証する必要があります
必要書類は以下の通り。
- 公証認証済賃貸契約書/同意書
- 所有権移転証明書(TCT)あるいは所有権を証明する書類の写し(CCT) あるいはPNB東京が発行した住宅ローン(OPHL)公的認証済引受証書の写し
年金受取
口座開設の目的
日本で退職されたあと、フィリピンに入国する 30日前に手続きを受け付け
必要書類は以下の通り。
- フィリピン ACR(外国人登録証明書)あるいはSRRV (特別居住退職者ビザ)
- 引退によるフィリピン渡航のためのエアチケット
- 年金手帳の原本
- 年金事務所所定の記載された申請書
観光ビザでは口座開設不可
特別居住退職者ビザ(SRRV)保有者による預金などの目的
SRRV (Special Resident Retiree’s Visa-特別居住退職者ビザ)を保有していることが前提です。
なお、書類審査後に追加書類の提出を要求される可能性があります。
一年超のフィリピンでの勤務・トレーニングによる給与受取
対象者は1 年超フィリピンに滞在する予定の勤務や就労を行われる予定の場合に限ります。
必要書類は以下の通り。
- 会社からのフィリピン勤務の辞令書
- 就労ビザあるいは認可外国人雇用許可書証(AEP)
- 会社登記簿謄本および会社実質的支配者とどけ
- フィリピンで就労が終了しだい口座を解約する誓約書
一年超のフィリピンへの留学・研修
対象者は1 年以上留学や研修でフィリピンに滞在する予定の学生です。
必要書類は以下の通り。
- 入学許可書
- 学生ビザ
留学や研修が終了するタイミングで口座は解約する旨の誓約書も提出する必要があります。
フィリピン入国管理局発行の ACRを所有しフィリピン国籍を持たないユーザー
ACR (Alien Certificate of Registration -外国人登録証明書)を所有していることが前提です。
ACRはフィリピンを出国するときに空港内で提出する必要があることから、必然的にフィリピンに常駐していることが求められるでしょう。
ご両親または一方がフィリピン人/元フィリピン人の、19歳以下の子供
戸籍謄本などの親族関係を証明する書類を要します。
定期預金
PNBで定期預金を行う場合、初回の預け入れ額・期間・利息の受け取りなどについて以下の通りルールがあります。
フィリピンペソ | 米ドル | |
初回預入額 | 円建てで10万円 | 円建てで20万円 |
定期の期間 | 1・2・3・半年・1年 | 1・2・3・4・5・半年・9・1年 |
利息の受け取り | 満期償還時 | |
中途解約の払い戻し率 |
|
ペナルティ
海外銀行ではペナルティというものがあります。日本の銀行ではないルールですので困惑されるかもしれませんが、PNB銀行も以下のようなケースでペナルティが発生するようになっていますので注意されてください。
口座開設に必要な基本書類
- 日本に在住しているフィリピン国籍者は在留カード
- パスポートまたはフィリピン政府発行のID
- 3㎝×2.4㎝の証明写真
費用
- 切手料金:510円(郵便料金は2024年にも値上げされており古い情報だと思われる)
- 初期の預金額
フィリピンで口座開設するなら、免許証とパスポートだけで申し込みできるサービスを
弊社では上の8つの項目に当てはまらずとも、日本人かつフィリピン非居住者の方が口座開設できるサポートを行っています。必要な書類はパスポートと、日本の運転免許証のみ。以下ご参考ください。
お問い合わせは以下で承ります。
