ハワイのコンドミニアム物件見学ツアーに参加してみよう

ハワイのコンドミニアム購入の前にいろいろな物件を見ておきたい人のために「物件見学ツアーのポイント」をお伝えしています。

特にハワイのコンドミニアムを投資物件として活用したい人はハワイ独特の商習慣や規制の縛りがありますのでポイントを抑えることが必須です。「物件見学ツアーでどんな点を知っておけばいいのか」が分かるようになります。

ハワイのコンドミニアムを内覧するには

ハワイのコンドミニアムはショーイングとオープンハウスのいずれかの方法で内覧します。

不動産エージェントに見学ツアーを組んでもらう・ショーイング

ハワイ不動産を取扱い不動産エージェントに汲んでもらう見学ツアーで内覧することをショーイングと言います。

後述するようにハワイのコンドミニアムをどんな目的で購入しようとしているのか・予算も明確にし、エージェントにその意向を伝えましょう。エージェントはその意向に合ったコンドミニアムをいくつかピックアップして内覧をしてくれます。

オープンハウスが開催されているタイミングに行く

ハワイのコンドミニアムの売り出しでは、「誰でも見学できる時間」が設定されるオープンハウスで内覧をするのもよいでしょう。開催日は日曜日の午後14~17時で行われているのが最も多いです。

個人でふらっと出かけられる気軽さもありますが、前述のようにエージェントを伴って内覧することもできます。

オープンハウスでハワイのコンドミニアムを内覧する場合、以下に注意しておくとよいでしょう。

  • 受付で氏名や連絡先を記入する必要がある
  • 自身の個人情報をすべて伝える必要はない(最小限でOK)

ハワイのコンドミニアムの見学時のマストチェックポイント

ハワイのコンドミニアムを所有する時、お部屋(専有部分)から見えるオーシャンビューを見るとそれだけで満足してしまったりするものです。

どんな目的でハワイのコンドミニアムを購入するかを明確に

ハワイのコンドミニアムを購入される前にその目的を明確にしておきましょう。特に収益化したい場合は以下のように3つのパターンでしか収益化できないようになっていますので注意されてください。

①賃貸に出して収益化したい

賃貸に出す場合収益は一番安定します。しかしながら基本はハワイ在中向けに貸し出すことになりますので、賃貸料に関してはかなり現実的ですし、後述するような厳しい視点で物件を選ばないと借りる側も決め手に欠けてしまうというハードルの高さがあります。

②バケーションレンタルで運用したい

30日以上の滞在者向けにハワイのコンドミニアムを貸し出すサービスがバケーションレンタル。ハワイ法人に運用を一任でき、経費も低めで運用できます。しかし法的な制限も多いため、物件見学時によくルールなどを把握しておく必要があります。

③ショートタームレンタル

1週間程度の短期滞在で貸し出す場合、以下の限られたエリアからハワイのコンドミニアムを購入する必要があります。

https://www.honolulu.gov/

収益化したい場合は「賃貸≫バケーションレンタル≫ショートタームレンタル」といった順で収益が安定していきます。

「自分自身がハワイに滞在する時は自己所有のコンドミニアムに滞在したいけれど、空きの期間で人に貸し出してそこそこ収益化したい場合」はバケーションレンタルに強い法人に運営を依頼するだけでなく、立地込で人気の物件を選ぶ必要があるでしょう。

ハワイのコンドミニアムで収益化をしたいわけではない場合、上のような3つのパターンから決める必要はありません。

専有部分

投資物件として検討されている場合厳しい目でお部屋を内覧することをおすすめ致します。基準は「自分自身が賃貸物件として借りてみたいか。またはショートタームレンタルしてみたいか?」です。

それではハワイの物件見学の際に見ておきたいリビング・寝室・水回りごとのポイントをお伝えします。

リビング・寝室

リビングやベッドルームは十分な広さがあるか、光が差し込んで明るいかなどを確認。内装でクロスの汚れや劣化はどの程度かを見ておきましょう。

また、バスルーム・キッチン・については以下を参考にされてみるといいのではないでしょうか。

バスルーム

清潔さ・水のトラブルがない・バスルームの窓が開く

水回りは特によごれが蓄積しやすいです。ヴィンテージ物件があたりまえのハワイの物件ですから、中古物件の場合は特に手入れが行き届いているかを確認しておきましょう。

キッチンなどの水回り

オール電化やガスキッチンなどが使える・家事が快適にできる

全てが整然と汚れもなく非の打ち所がない物件である必要もありません。しかし上述しました通りヴィンテージ物件が当たり前のハワイですし、投資物件として活用する場合は、劣化汚れなどがある場合は収益化のために自己負担でリノベーションする必要があります。このリノベ費用も許容できるかを考えて内覧する必要があるでしょう。

共有部分・機能性

共有部分については以下を意識してコンドミニアムの物件見学をされるといいでしょう。

共有部分

エントランス、廊下、エレベーター、アメニティ(プールなど):清掃・修繕などメンテナンスがされているか

上の共有部分で壁紙がはがれたまま・壁に修繕が必要なのに補修されれていないなどを探してみてください。

コンドミニアムは資産です。共有部分のこのような状態はあまり好ましいとは言えません。完璧でなくても手入れが行き届いた物件はメンテナンスが行き届いており、投資家の資産価値を落とすような要素を排除する取り組みを行っています。

日本でもエレベーターが汚れて匂うようなケースは散見されます。共有部だったとしてもこうした点は買い手や借り手を逃してしまうイメージダウンでしかありませんので、看過せずに確認されてみてください。

セキュリティシステム・支配人

  • セキュリティシステム:警備員が常駐しているのか、監視カメラのシステム
  • コンドミニアムの運営をする支配人:いるのかどうか、常駐滞在しているのか

海外のコンドミニアムでは警備員やレジデンシャルマネージャーが常駐していることがほとんどです。コンドミニアムの重要な機能の一部ですから、システム自体を把握されるのがおすすめです。

駐車場

大きさや数、場所など

車社会のハワイでは、賃貸人は駐車場があるコンドミニアムを探すことがほとんど。有るのと無いのとではかなり違います。

また、車が移動しやすいような広さが確保されているか、コンドミニアムの戸数に対しどのくらいの割合の数の駐車場があるのか、またコンドミニアムの中に実装された立体駐車場なのか外付けなのかを確認されてみてください。

また、駐車場についても清掃が行き届いているか、ごみが散々されていないかなど利用者のマナーがわかるポイントでもあります。

ゴミ捨て場

整然と清掃されている、住民のごみ捨てマナーが適切かなど

共有部や機能性については挙げてみたらきりがありませんが、ゴミが散らかっている・きれいに清掃されていない、などの点は「究極利用者の退去を促す要因」に繋がります。

騒音が引っ越しの理由になるのと同じように、共有部の整然と整理されていない点については生理的な不快感につながり、結局退去を促しかねないからです。

コストの確認

ハワイのコンドミニアムの物件見学では、以下のコストも確認しておきましょう。これらのコストは日本のマンションでも一般的となっています。

  • 管理費:具体的にどういった名目で設定されているのか
  • 積立金(condminium reserves):いかほどか? 十分にあるのか?
  • 追加積立金:金額、徴収されている期間、ここ数年で徴収される可能性
  • 固定資産税

同じエリアのハワイのコンドミニアムの相場と比較して同程度なのかどうか?なども見ておくといいでしょう。

特に賃貸・バケーションレンタルで人にお部屋を貸し出す場合でも上の4つのコストは所有者の負担。所有している限り発生します。

周辺エリア

見学したコンドミニアムの周辺は以下のような暮らしを快適に充実させるような機能が整っているかも重要です。

  • バスなどの交通機関の停留所
  • 学校の有無
  • ショッピングセンターなど
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  • この記事を書いた人

LCFPO

公認会計士事務所での決算業務実務経験を経て、FPとして受けた相談件数は18000名以上。契約の継続率・販売力・商品の品質に関するインターナショナルクオリティアワードを受賞。ほか受賞歴や業界内の取材受注多。現職は資産形成・海外不動産投資案件のご相談を承るオフィスの代表FP、事業家。くわしくは「about」よりどうぞ。