
イギリスポンドの価値が下がる一方、イギリスの不動産は高騰し続ける
「イギリス不動産は資産分散に適している」などと言われるそんなレベルの一般論では、決してあなたの資産を守れません。
本記事では弁護士が保証するイギリス不動産の不可侵の権利 、世界遺産という名の稀少物件を持つビジネスの壮大さ、そして「Buy to Let」という国家からの招待状のトピックを通じ、あなたの5億円を世界経済の揺れに左右されない鉄壁の城へと変化させる知見について、イギリスに滞在経験のある筆者がご提供します。
Contents
イギリス不動産の魅力:ポンドの減価と反比例して高騰し続けた不動産価格
大英帝国の歴史による絶対不可侵の権利:弁護士付の契約は安全性確保のためだけではない

世界最古の法典マグナカルタが眠るSalisbury大聖堂
AIや巷の不動産サイトでは「イギリス不動産は弁護士ソリシターが付くから取引が安全で透明性がある」などと言われるのが一般的です。しかし安全というだけでは本質は説明しきれません。
イギリス不動産取引において買主と売主のお互いが弁護士ソリシターを立てることが実務上必須とされているのは、不動産所有権が国家を含む他者の権利から侵されない鉄壁の保護にあることを意味します。
1,200年代に世界で初めて誕生した最古の法典イギリスの法・マグナカルタにより、国王すら「適正な法律の手続きによらなければ、市民の財産が奪えない」と定められました。この精神が現代のイギリス不動産の登記制度の根底に流れ続けています。
文字で記された法律・成文法は、政治の力で如何様にでも上書きや書き換えられるリスクをはらんでいます。
方やイギリスの不動産における権利は、国王裁判所で蓄積されたコモンロー・判例法(先例)が最も尊重され、これをもとに「判例法主義」が採用され続け、800年以上にわたって積み上がった判例によって「不可侵な絶対的保護の対象」として証明され続けているのです。
これからイギリス不動産を手にする所有権者も当然ながら同じ法体系が適用され、それは当然ながら明日来年の法改正で消えるような軟弱なものではありません。大英帝国の歴史が保証する守りであり、激動の世界経済の中で稀少な魅力になりえるでしょう
事実、手続きで関わる弁護士ソリシターによって行われる”身元確認や資金源調査”は見事なまでに徹底されています。しかしこれこそが不動産を不正な横槍から守る強固な盾(国王すら侵せない権利)となりえるのは申し上げるまでもありません。
日本の景気悪化とイギリス不動産価値上昇は対:ポートフォリオの多重構造を実現

1900年のポンドと不動産価格を100とした指数推移
上のグラフは1900年のポンドと不動産地価を100とした指数の推移です。
ポンドが100年もの間で価値の目減りが顕著なのは、イギリスが国債を発行すれば通貨量が多くなりポンドの資産価値が目減りしたからです。この点では日本も全く同じ状況です。
一方で1900年を100とした不動産価格は1000倍近くになっており、これは「イギリスという有限な土地の上にある資産・不動産価格は、通貨の価値が下がるごとに上昇している」というのが正確な見方になります。不動産価格が、ポンドの価値の希釈に対する「自己防衛反応」として長い間反映されているという意味です。
一般的な不動産投資の指南書では、イギリスポンドを資産に組み込むことで「通貨分散が実現する」などと言われます。しかしながらそれではやはり本質は説明しきれません。「日本の景気が悪化すれば相対的にイギリス不動産の資産価値が上がる」という、ポートフォリオの多重構造を手に入れることができるのが魅力と真価です。※日本円資産の価値が目減りすればイギリス不動産が活躍する
この背景にはグリーンベルト(都市周辺の緑地保護)を背景とした特権防衛システムがあります。
イギリスの古くからの地主などの上流階級や富裕層にとって、新しい建物が建つことは「自分たちの資産価値の薄まり」を意味します。数百年守られてきた景観に突然ビルが建つなどと言ったことは彼らにとって衝撃的な暴力同然。
普通の国ならば供給不測を補うために高層マンションを建てて解決しようとするものの、イギリスは「歴史と景観を守る権利」の方がはるかに上で、自分の家の価値が永遠に薄まらないことが最優先されているのです。
現実的に日本の不動産は建った瞬間から中古扱いされ資産価値がゼロに近づく消耗品の文化の中から長い間抜けきれていません。
イギリスの前に覇権を握ったスペインは「土地を所有した者は、通貨が何になろうとも『最強の価値』を維持し続けている」という資産防衛の骨格は持ち併せず没落しました。
1600年代の覇権から現在に至るまで、イギリスは建物の希少価値と土地の法理的保護は守られ続け、数々の世界恐慌を不動産という実物資産により代替して生き残ってきました。 イギリスで不動産を持つとは過不足なく、100年後であっても不変な価値を持ち続ける「英国の土地という担保」が付いた資産を保有するということを意味します。
稀少性の独占は投資家と特権階級の意図的封じ込め

上述しましたグリーンベルトについて、一般的な不動産仲介業は「環境保護」などと呼びます。ロンドンの資産家や特権階級にとって、新しくビルやコンドミニアムが建設され供給が増えることなど既存不動産の価値の希釈に過ぎません。彼らは景観保護を盾にして、新規開発を徹底的に封じ込めてきました。
実質ロンドン取り囲む広大な緑地・グリーンベルトは、際限なき拡大や開発を阻み、中心部の地価を維持するために機能する防波堤です。
イギリス政府が国債発行をしすぎインフレ率も上昇したことでポンドという紙幣の価値は下がり切ったままですが、通貨を信じられない投資家は不動産という資産に資金を移してきました。グリーンベルトの規制で増えることのない有限な土地へと流れ込みます。その結果、通貨の価値低下を遥かに上回る勢いで跳ね上がらざるを得なかったのがイギリス不動産の正体です。
ロンドンの街並みはレンガつくりが特徴的で、法律で保護され勝手に壊して作り直したり高く建て替えることも許されず、そのノスタルジックな街並みはやさしい都市景観ではなく実は新参者が容易に入れない制度そのもの。
つまり現代のイギリス不動産の買い手は、イギリスという国家が保証した「歴史的価値の独占権」に他なりません。その特権を資金で購入することは日本の資産家にとってかなり魅力に思えるようです。事実、イギリス政府は、「Buy to Let」という名の制度で不動産投資家が賃貸に出す際の権利を支えてきました。
住宅価格が上がり過ぎれは若年層世帯がマイホームを買うのが難しくなりますが、その分賃貸需要は高まり家賃は上昇、インフレポンド安によって連動するように家賃も上がり続けてきました。
一般的な不動産仲介業のコンテンツやAIは「イギリスは住宅不足」だけ言いますが、その本質は「資産家や貴族階級の持てる者が、自分の家賃を減らさないために供給過剰を阻止しているという階級社会の意志」であり、「選ばれ続けてきた住所の価値を薄めない英国流の特権防衛策」です。
ポンドの価値が時代とともに薄まろうとも不安とは無関係。イギリス不動産の保有は「供給過剰阻止のルールの枠内」に入ることで希少性の独占が崩れることはないからです。
世界遺産の建物を自己所有物件に・供給が停止された国際公約上の場所

Edinburgh skyline Calton Hill.
ロンドンが特権階級による分厚いグリーンベルト法の保護で守られている供給が制限された場なら、その北に位置するスコットランドの首都エディンバラは国際公約世界遺産として守られている供給が停止された場です。
エディンバラの旧市街と新市街はエリア全体がユネスコの世界遺産に登録されており、そのエリア内に立つ建物は事実上世界遺産の一部分として扱われます。つまり現状を保ちながら周囲に再開発のビルやコンドミニアムが建つことが国際法レベルで禁止されており、稀少性の永続性が望めるエリアです。
多くの投資家がロンドンの歴史とその上に積み上がった革新性に惹かれるものの、ある一定の投資家はこの世界遺産の上に成すエディンバラの建物に価値を見出します。最大の理由は過剰な供給の可能性がないどころか、稀少性が保証されているからです。
特にエディンバラに価値を見出す日本の投資家の方は、利回りだけを見ているのではありません。彼らが買っているのは、イギリスの国内法すら超えた、世界遺産登録された「未来永劫、誰にも邪魔されない景観と希少性」です。
ここに不動産投資というビジネスや法人キャッシュフローの良好化という目的がマッチしたとき、壮大なプロジェクトに魅了される投資家がいらっしゃるのは申し上げるまでもございません。
「Buy to Let」というイギリスからの招待状

イギリス不動産は投資用賃貸運用を国が奨励しており参入しやすいのが魅力などと言われます。この説明は間違っていません。
しかしなぜイギリスはわざわざ投資家を優遇し、賃貸経営を前提とした世界でも稀な金融不動産文化を構築したのでしょうか。それは不動産が国家の基幹インフラであり、投資家の利益を守ることが国益に直結しているからです。
不動産市場の透明性が世界1位で、弁護士ソリシターを通して安全に取引できるというのはほんの浅瀬の情報に過ぎません。投資家にとっての最大の『禍』は不透明さです。
事実東南アジアの不動産市場において多くの日本人投資家がキャピタルゲインを目当てに資金を投じてきましたが、安易に取引すれば市場の不透明さに泣きを見るパターンは2000年代から続きトラブルは絶えません。このエリアでは言葉が通じる安心感よりも、情報や手続きの透明性の方がはるかに重要なのが不動産取引です。
イギリスでは過去100年の不動産にまつわる情報が公開されており、すべてが法の下に守られていため、心理的な安心は他の国とは比較になりません。いくらイギリスポンドの価値が下落しようと、政治・社会情勢に左右されにくく、国際的な資産の隠れ家として評価されているのがイギリス不動産です 。
イギリス不動産は決して利回りがハイレベルではありませんが、それはリスクが低いことの証拠。法人でイギリス不動産を持たれる場合は節税というメリットもあり、日本の資産家に長く魅力に感じられるようです。
【伝統を壊す革新性】多くの日本人資産家が建物所有者や大家さんに収まり切れず、イギリスという国の底なし沼の魅力にはまる


「イギリスは食事が美味しくない」などとよくネタにされることは多いです。確かに豊かな日本食になれた日本人にはそう思えるかもしれません。しかし多くの日本の投資家の皆さんは、想像以上にこのイギリスという国の魅力に取り付かれ見事に沼ります。
イギリスが持つ「歴史の上に革新を積み上げる錬金術」には、他国が真似できない凄みがあるからです。
ビートルズやオアシスからデュアリパ(コソボ出身のアルバニア人でありロンドン生まれ)まで、階級社会への反骨精神や多様なルーツは、常に爆発的なポップカルチャーを生み出し続けてきました。
不思議の国のアリスルイス・キャロルやロードオブザリングのJ.K.ローリングが描くような「異次元異世界」への想像力は、古びた石造りの街並みという「現実の重み」があるからこそ余計に際立ちます。
方や歴史ある街並みを守りながら、中身はシティ・オブ・ロンドンのような世界最強の金融センターへと絶えずアップデートする。この「外見を変えずに中身を最新にする」という、したたかな合理主義こそがイギリスの真骨頂です。
古いものを守りつつ革新で打ち破り続ける感性が、イギリスという国を歴史の上に先端を積み上げるセンスに繋がっています。これほど多層的な魅力が揃うと、唯一無二の存在感を感じざるを得ません。
大家さん業を楽しむのに徹するのも面白いのですが、この意味でイギリスという国に不動産を保有し、この国と共にある人生は、さらなる深みを増すことでしょう。
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